ヨロンマラソン 656人が参加

スタートするフルマラソンのランナーたち(24日午前9時頃、与論町)

 

 

 フルマラソン男子で優勝した新井龍さん

 

 

フルマラソン女子で優勝した岡林聡美さん

 

 

秋晴れの与論島を駆け抜ける

 

 

 

 【沖永良部】第31回ヨロンマラソン(同実行委員会主催)が24日、与論町内であった。全国から656人が参加し、秋晴れの与論路を駆け抜けた。

 大会は、茶花海岸を発着点に島を1周して折り返す42・195㌔のフルマラソンと、1周するハーフマラソンの2コース。

 開会式で若松初江実行委員長は「島民の温かいおもてなしと心のこもった応援を励みにゴールを目指してほしい」と激励。レース上の注意は、標準語と島の方言「ユンヌフトゥバ」で行い、会場を沸かせた。

 選手宣誓では、参加者のうち最も遠方の北海道礼文島から参加した長崎一夫さんが「この大会が終わった後も与論島で味わった喜びを心に秘め、再びこの島に戻ってくることを誓う」と述べた。

 午前9時にフルの190人、同11時にハーフの466人が一斉にスタートした。

 ランナーたちは、島の観光スポット・大金久海岸が見えると、「すごいきれい」と声を上げ、立ち止まって景色を眺めたり、記念撮影をしたりしていた。

 2回目の参加でフルマラソン男子優勝の新井龍さん(36)は「コースがきつかった。天気が良かったし、島民の応援のおかげで最後まで走り切れた。本当に海がきれいだった」と話した。

 同女子1位で初参加の岡林聡美さん(36)は「青い海に魅かれて参加を決めた。大雨で大変だったのに大会を開催してくれて、こちらが元気をもらった」と笑顔で語った。

 結果は次の通り。(敬称略)

 【フルマラソン】▽男子①新井龍(東京都)2時間43分51秒②土田貴彦(千葉県)2時間56分13秒③池澤啓介(鹿児島市)2時間57分41秒④保坂健太(福岡県)2時間57分44秒⑤平岡章宏(兵庫県)3時間8分42秒⑥横澤和哉(神奈川県)3時間10分49秒▽女子①岡林聡美(高知県)3時間17分58秒②柏木貴子(滋賀県)3時間46分21秒③菊井祐子(奈良県)4時間0分10秒④下川智美(指宿市)4時間1分56秒⑤川田寿栄(埼玉県)4時間3分23秒⑥山口加代子(神奈川県)4時間11分56秒

 【ハーフマラソン】▽男子①池田一繁(和泊町)1時間30分8秒②中塚信宏(長崎県)1時間35分52秒③岡本浩之(東京都)1時間36分8秒④鈴木穂人(沖縄県)1時間43分40秒⑤山田勇基(奄美市)1時間44分15秒⑥平田健也(沖縄県)1時間45分10秒▽女子①山田美友(奄美市)1時間44分15秒②松谷恵美(神奈川県)1時間46分43秒③江村ゆかり(東京都)2時間0分11秒④服部薫(兵庫県)2時間0分21秒⑤大熊香織(東京都)2時間5分0秒⑥柏木君子(兵庫県)2時間5分14秒