特支児童招きクリスマス交流会

大島特別支援学校の児童らを招いて行われた「クリスマス交流会」(19日、奄美看護福祉専門学校)

障がい児レク指導学ぶ
看護福祉専

 奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)は19日、同校サングリーンホールに、大島特別支援学校=龍郷町=の小学部児童33人、職員24人を招きクリスマス交流会をした。障がい児教育の授業の一環で、レクリエーション指導を経験することで、各学科の学習成果実践の機会とする。こども・かいご福祉学科22人と看護学科の35人が、元気な子どもたちと楽しい時間を過ごし学びを深めた。

 交流会は毎年12月に開催。学生にとっては、「児童福祉学」「児童保健学」「障がい児教育」の実地教育を体験する格好の場となっている。

 児童が招待への感謝を表し「じょいふる」ダンスを踊りオープニング。踊り終えて笑顔で駆け寄ってくる児童を学生たちはハイタッチで出迎えた。

 学生によるハンドベル演奏はクリスマスムードを演出する「きよしこの夜」「ジングルベル」。自由時間には、児童と学生がペアになって、手作りの「新聞紙プール」や遊具などではしゃぎまわって遊んだ。

 昼食のカレーライスに舌鼓を打ったあと、クリスマスプレゼントを贈られた児童たちは大喜び。帰る時間になっても名残惜しそうに語り合っていた。

 小学部2年の河原橋優汰君(8)は「新聞のプールが楽しかった。お兄さん、お姉さんが優しかった」と話した。

 こども・かいご福祉学科1年の田所あかりさん(19)は「活動量がすごい。体力不足を感じた。楽しいと言って慕ってくれるのが何よりうれしかった」と話した。

 寺師敬子副校長は「多様性を認めるという観点からこうした経験は大事。相手の状態に合わせ個別の対応が必要になる。気付きになってほしい」と語った。