瀬戸内町子ども書き初め大会

未就学児から中学生までの22人が腕を振るった書き初め大会(11日、瀬戸内町のきゅら島交流館)

 

 

 

22人が腕を振るう

 

 瀬戸内町の2024年度子ども書き初め大会(町社会教育課主催)が11日、同町のきゅら島交流館であった。未就学児から中学生までの22人が参加。里山理奈さん(阿木名中2年)が最優秀賞に輝いた。

 年の初めに書くことで今年の目標に向かって頑張っていくことなどを目的に同町の恒例行事として今回で23回目。古仁屋高校の有川智子教諭と書道教室山郷塾の碩悟塾長が講師と審査を担当した。

 あいさつで碩塾長は「習字は日本の伝統文化。きれいな文字を見て、まねして、きれいな文字を書く気持ちを持つことが大事。太く、元気よく書いてください」、有川教諭は「楽しく書くのも大事だが、道具を大事に使うことも頭に入れて書いてほしい。大切な筆、紙、硯(すずり)といった道具と楽しく話をしながら書を書いてほしい」などと語った。

 参加者たちは学年別の課題と自身の名前が記された手本を参考にしながら、八つ切りの縦長用紙に一筆一筆、力を込めて講師の助言や添削を受けながらそれぞれの課題に向き合った。休憩を挟んで清書に取り組み、自身で一番最高の作品を仕上げた。大会後には鏡開きを兼ねて参加者全員にぜんざいが振る舞われた。

 「不屈の精神」の課題に取り組んだ里山さん(14)は「漢字とひらがなが混じった課題で間隔やバランスを取るのが難しかった。もっとうまくなれるように練習を続けたい」と語った。

 入賞者の作品を含む全参加者の作品は来月に開催予定の町公民館講座合同閉講式で展示される。

 最優秀賞以外の表彰者は次の通り。(敬称略)

 ▽優秀賞 仰わこ(古仁屋小1年)、平香里奈(同6年)▽優良賞 仰にこ(同3年)、坂元智華(阿木名小5年)▽努力賞 祐島楓和(古仁屋小1年)、平愛春(同2年)、平絆希(同4年)