餅つきを楽しむ子どもたち(11日、和泊町)
和泊町の支援施設 方言かるた大会も
【沖永良部】方言に触れながら餅つきで新年を祝うイベントが11日、和泊町の子育て支援施設「SMAPPY(スマッピー)」であった。親子連れや地元の小中学生が参加し、餅つきや方言かるた大会で楽しんだ。
方言や郷土の文化に触れてもらう機会を増やそうと、同町で子育て支援事業を行うNPO法人「SMAPPY」(新納佳恵代表)が主催した。奄美群島広域事務組合による「奄美群島の宝を次世代につなぐ助成事業」を活用した。
イベントは、同町で活動する移動子ども食堂「よーてぃふ」のメンバーが協力。蒸し上がった餅米の香りが漂う中、参加した子どもたちは「よいしょ」の声に合わせて力強く餅をついた。
餅つきの後は、方言かるた大会で盛り上がった。
1歳になる結彩ちゃんと参加した松久保聖さん(27)は「家で餅つきは難しいので、こういう場があるとうれしい。子どもが健やかに成長してほしいと願いながら餅をついた。楽しかった」と笑顔を見せた。
SMAPPYの石黒春花さん(25)は「子どもからお年寄りまで、いろいろな世代の人たちが触れ合う機会を増やし、地域で子育てをする環境を作っていきたい」と話した。