生涯学習の成果を披露し合い交流した(円内はクリストファーさん)=19日、徳之島町生涯学習センター(町提供)
【徳之島】2024年度徳之島町生涯学習フェア(町教育委員会主催)が19日、町生涯学習センターであった。公民館講座の修了証書授与などに続き、受講生たちが舞台発表や作品展示で成果を披露。「外国人による日本語弁論大会」最高賞に輝いた同町国際交流員(CIR)のリナルディ・クリストファ―さん(27)の特別発表「おぼらだれん」でも感動させた。
同町の24年度公民館講座は計22講座を開講、延べ285人が受講し185人が修了(うち皆勤者40人)。受講者や住民ら約200人が来場した。福宏人教育長と高岡秀規町長あいさつに続き、修了者・皆勤者を代表して「手軽にフランス料理(入門編)」の蔭山正之さんに修了証書を授与してたたえた。青少年育成町民会議絵画コンクール入賞児童・生徒らの表彰もあった。
特別発表したクリストファーさんは生粋のニューヨーカー。昨年10月、神奈川県小田原市であった第63回「外国人による日本語弁論大会」で最高賞「外務大臣賞」と「会場審査員賞」もダブル受賞。後日のテレビ全国放送と併せて〝情熱の島・徳之島〟の魅力を「おぼらだれん(方言=ありがとう)」に込めて全国に発信。以来2度目はご当地発表となり、共感と称賛の拍手を浴びた。
学習成果の舞台発表は、社交ダンスを皮切りにカラオケ、初めてのバイオリン、基礎洋裁と着物リメイク(ファッションショー)、歌声の集い、リズム体操など7講座の受講生たちが出演。クリストファーさんが会場リクエストで、春日八郎ナンバーを飛び入りで熱唱して大いに沸かせた。展示コーナーでは計12講座生らの力作で楽しませた。