賞状を手に笑顔の児童たち(県大島支庁)
作品を手に喜ぶ児童たち(徳之島保健所=提供写真)
ハブ対策推進協議会(会長・松藤啓介県大島支庁長)主催の2024年度ハブ咬傷(こうしょう)予防対策ポスターコンクールの表彰式が25日、県大島支庁と徳之島保健所であった。入賞作品を前に、入賞者15人及び学校賞の岡前小与名間分校を表彰。力作を前に児童らは、笑顔で賞状を受け取った。入賞作品は初めて、各島内で展示される。
同コンクールは、ハブ咬傷予防の啓発を目的に1981年に始まり44回目。名瀬保健所、徳之島保健所管内の小学校から作品を募集し、今回は53校から905点の作品の応募があった。小学校の低・中・高学年及び学校賞の4部門の入賞者を決定し、表彰している。
大島支庁では松藤支庁長が「ハブの特性をうまく捉えた作品や、注意喚起を促した作品など素晴らしい作品が多かった。島民や観光客に見てもらい、ハブに咬(か)まれる人を1人でも少なくしたい」と話した。
低学年の部で最優秀賞に輝いた沖島光玲(みれい)さん(大勝2年)は「ハブの特徴やいろどりに気を付け、夜は暗くて危ないので、ライトを持ち歩くよう促した」と作品について話し、「うまい絵がたくさんある中で、最優秀賞を受賞できてうれしい」と笑顔を見せた。
名瀬保健所管内の8作品は、イオンプラザ大島店(1月下旬~2月上旬)、奄美市役所(2月中旬)、瀬戸内町役場(2月下旬~3月上旬)で展示。徳之島保健所管内の7作品も、商業施設や徳之島町役場で1月下旬~2月中旬に展示を予定している。
各部門の入賞者は次の通り。(敬称略)
【低学年】▽最優秀賞 沖島光玲(大勝2年)▽優秀賞 四位悠眞(赤徳2年)▽入選 日岡橙利(朝日1年)、日高美波(みな)(笠利2年)、木本結子(馬根1年)
【中学年】▽最優秀賞 角川悠晴(ゆうせい)(岡前与名間分校4年)▽優秀賞 白山葵(亀津3年)▽入選 渡部環那(朝日3年)、川嵜奏太郎(小宿3年)、榮田紗楽(さら)(亀津4年)
【低学年】▽最優秀賞 池畑海莉(かいり)(母間5年)▽優秀賞 豊島竜愛(りゅうま)(岡前5年)▽入選 友原禄(ろく)(奄美6年)、蘇畑來優(くう)(朝日6年)、伊藤蓮(亀津6年)
【学校賞】岡前小学校与名間分校