町議と島民が対話

議員を囲んで対話する参加者たち

 

 

 

議会や議員って何?
喜界町 身近な政治に理解

 

 

 

 議会の仕組みや役割を学び、町議会議員と対話する「今さら聞けない喜界町議会議員って何?」が27日、同町のHOWBE事務所であった。島内の町民15人が、喜界町議会議員6人と気軽に語り合い、身近な政治への理解を深めた。

 喜界島の未来を語り合う民間グループ「THINKING・OF・KIKAI」(谷川友里代表)が主催。普段は見えにくい町議の仕事や役割を学ぶことで政治への参加意欲を高めようと企画。町の仕組みを学ぶ第2弾で、米田信也議長を始め、土岐和貴議員、生島常範議員、嶺和代議員、安藤和久議員、向井博己議員の6人を招いた。

 前半は土岐議員が議員の仕事を詳しく説明。条例制定や議会定例会の仕組み、行政(執行部)が提案する事業・予算のチェックなどについて、スライドを使って解説した。

 後半は、議員を囲んで3班でグループワークを実施。議員と意見を交わし、「どこで町民の声を聞いているのか」「選挙以外に議員を評価できる別の方法はないか」などと質問をぶつけていた。

 参加者らは会後、「議員との距離が縮まった」「改めて議会の仕組みが分かった」などと話していた。土岐議員は「議員の仕事の内容や役割を伝えたかった。若い世代の参加が課題になる中、声を聞いてしっかりと取り組めるように感じた」と話した。

 会を企画した谷川代表は「議員とは話す機会が少なく、直接質問したり、声を聞いてもらえてよかった。今後も定期的に場を設け、町民の声を届けたい」と話した。