Bクラス優勝、Aクラス入り安田市長に報告

安田市長に入賞を報告した大島チームの選手ら(28日、奄美市役所)


拍手で選手団を迎える安田市長(手前)ら

かごしま女子駅伝 大島チーム
「みんなで勝ち取った」

 26日に霧島市であったかごしま女子駅伝(第38回 鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会)=MBC南日本放送など主催=で総合4位に入賞し、Bクラス優勝と11年ぶりにAクラス入りを果たした大島チームの選手、役員ら12人が報告のため28日、奄美市役所を訪れ、奄美群島市町村体育協会長でもある安田壮平市長を表敬訪問した。チームを代表して備秀朗監督(63)は「応援ありがとうございました。今回はいろんな追い風が吹き、県本土にいる選手も1日早く合流でき、チームの結束力もより高まった。安田市長も2日間帯同していただいたこともあり、心強かった。みんなで勝ち取ったAクラス入り」などと語った。

 大島チームは今大会で「Bクラス優勝」、「総合5位」、「3年連続の躍進賞」三つの目標を掲げ、今回は前回を2分15秒短縮した1時間13分14秒でゴール。躍進賞は2位。総合順位も7位から4位と上げ、Bクラス優勝を果たし、2015年の第28回大会以来11年ぶりにAクラス入りを果たした。

 奄美市役所には備秀朗監督、上原千怜さん、備聖南さん、野島未菜さん、上田心暖さん、豊川結唯奈さん、富田愛彩さん、田畑結愛さんらが訪問。安田市長、向美芳教育長らが拍手で一行を出迎え、大島チームの躍進を祝い、選手たちをたたえた。

 表敬では上原主将以下選手たちが大会を振り返り、惜しくも出走できなかった選手からは「来年こそは出走できるようになりたい」、「早く先輩たちに追いつき、県で一番の選手になりたい」などと語る場面もあった。

 現地でも観戦し、応援に駆け付けた安田市長は「大変素晴らしい結果。皆さんの走る姿が群島全体、県全体の皆さんに大きな感動を与えた。今回初めて現地に赴き、開会式での上原主将による選手宣誓をはじめ全員でチームを盛り上げてくれた。当日でもガッツのある走りを見せてくれた。まずはゆっくりしてほしい」などと選手らに語った。

 大会は大島を含む県内12地区の中学生~一般の出場者が6区間21・0975㌔のコースでたすきをつないだ。また、今回から「かごしま女子駅伝」の愛称がつけられ、実業団選手は1人まで、中学生が最大3人まで出場可能となるなどルール改正もあった。