徳之島初合宿入り

徳之島初合宿入りしたJDリーグの強豪「SGホールディングス・ギャラクシースターズ」一行と地元関係者=28日、徳之島空港

「日本一を目指して…」
女子ソフトのJDリーグ所属
「SGホールディングス・ギャラクシースターズ」

 【徳之島】日本女子ソフトボールリーグ(JDリーグ)所属のSGホールディング女子ソフトボール部「ギャラクシースターズ」(京都市、加藤愛監督)の部員・スタッフら一行22人が28日、徳之島町に初合宿入りした。県や町当局、関係団体の特産品を贈っての歓迎ぶりに、「日本一を目指して合宿に入ります」と決意をアピール。同町健康の森総合運動公園野球場を練習拠点に、2月9日まで。

 SGホールディングスは佐川急便などの運営企業。「ギャラクシースターズ」で女子ソフトボール部は2005年に発足。新チーム1年目で3部リーグ優勝、06年には2部優勝を果たして1部へ(最高位5位)。昨年は、皇后盃全日本総合女子ソフトボール選手権大会で準優勝を果たした強豪チームだ。

 冬季合宿はこれまで鹿児島県内(伊集院町など)で長年実施し、昨年から新たな合宿地をリサーチ。同手配エージェント関係者らの紹介もあり同年7月、本県霧島市隼人町出身でもある加藤監督(41)=神村学園高等部、環太平洋大学=らが海の見える宿舎(ホテル)や練習環境を下見していた。町当局は、常連の大学・社会人野球部が合宿来島するまでの端境期を埋める打診に、もろ手を挙げて大歓迎した。

 徳之島空港ロビーであった歓迎セレモニーで、徳之島スポーツアイランド推進協議会長でもある高岡秀規町長は「感謝の気持ちでいっぱい。徳之島での(初)合宿では技術力と人間力も学べると思う。皆さんの人生にとっても良い思い出の出発点に」と歓迎のエール。

 対して加藤監督は「4月からのリーグ戦が始まる。11月の第4シリーズでの日本一を目指して徳之島合宿にやってきました。チーム力と個人の力も上げたい。せっかくですから自然や人々とも触れ合い島を満喫したい」と感謝。二見亜希主将(28)=群馬県出身、山梨学院大学=もインタビューに「海のない県出身なので、海を見るだけで子どものように盛り上がりそう」と目を輝かせた。

 一行には、県側が「鹿児島黒毛和牛」17㌔とカンパチ1尾(目録)、町(スポーツアイランド推進協)側がタンカン20㌔、農事法人が新ジャガイモ40㌔などを贈って喜ばせた。