地域プロモーションアワード2024で大賞に選ばれた喜界町のPR動画「優しさも、おすそ分け」(ユーチューブから抜粋)
授賞式で町企画観光課の登聖佳さん(左)=提供写真
ふるさとの魅力を発信する動画コンテスト「地域プロモーションアワード2024」の動画部門で、喜界町発のPR動画「優しさも、おすそ分け」が全国最高賞にあたる大賞に輝いた。奄美群島初の快挙で、人をつなぎ、町が一つになった動画づくりなどが評価された。
アワードは、全国の自治体などでつくる地域活性化センター(東京都)が自治体のプロモーション強化の応援を目的に毎年開催。6回目の今回は104作品の応募があり、大賞、優秀賞、各審査員賞6作品の計8作品が受賞。喜界町が全国最高峰の大賞に選ばれた。
「優しさも、おすそ分け」は、移住・定住者に向けた町のPR動画で2023年1月に動画投稿サイト・ユーチューブに公開した。5分57秒の動画は、玄関前に置かれた〝おすそ分け〟の礼を伝えるため、主人公が自然豊かな島内を自転車で駆け巡る物語で、隈崎悦男町長をはじめ多くの島民が出演。2年間で再生回数139万回を誇るなど、広く評判を得ている。
審査員長は講評で「景色と人、その両方を見事に融合した企画と構成、それを着地させた映像技術には特筆すべきものがある」と評価。「島民のみなさんの演技というかそのままの姿がとてもすてき。ふるさとを、住民を輝かせる、理想の形がここにある」とたたえている。
授賞式は1月20日、東京都内で行われた。同町企画観光課の担当者は「町民のみんなで作り上げた動画での受賞はとてもうれしい。今後もこの動画を活用し全国に喜界町の魅力を発信していきたい」と話した。
動画は、23年のKKBふるさとCM・動画大賞の動画部門でグランプリにも選ばれている。