星空映像の下、歌を熱唱するアーティストたち
奄美の星空、歌と映像で融合
地元8組が熱唱
奄美の星空写真と音楽ライブを融合させた「第4回ほしのうたがきこえる音楽祭」(同実行委員会主催)が2日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。奄美大島在住のフォークユニットやバンド8組が出演。巨大スクリーンに映し出された星空映像の下、月や星座にまつわる歌を熱唱した。
2月8日に始まる「奄美の星空写真・アート展」に合わせて企画。星空映像と歌の融合は初の試みで、写真は奄美の星空フォトジャーナリストの荒木マサヒロさんが撮影し、本人が出演者や歌に合わせて映像を演出した。
オープニングは、奄美の星空をスクリーンで紹介。黒ネコVチューバー・奄音まやさんのナレーションで夏の大三角や星座など、特徴的な奄美の星空が紹介された。
ライブでは、西桂吾さんがボーカルを務める5人組バンドのQuartet・Trio・Duoの曲「月が見てる」を皮切りに、夜空や星にまつわる歌が次々と披露。URARI、ふやよみ、Yuzukana、PINsoupと愉快な仲間たちなど8組がステージを彩り、観客らは歌と映像が織りなす幻想的な世界に酔いしれていた。
奄美市名瀬在住の43歳女性は「映像があるだけで歌の表情もいつもと違うようで楽しかった」と笑顔で話した。アート展に出展を予定しているNAMIさんは「耳で星空を感じた次は、アートで星空を楽しんで」と呼び掛けていた。
奄美の星空写真・アート展の日程は8日から24日まで。同市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館で開かれる。