今年のタンカンを試食する塩田知事(左)
JAあまみ 8日おいどん市場でフェア
【鹿児島】2月から出荷が本格化した奄美産のバレイショとタンカンをPRしようと、JAあまみの関係者が7日、県庁で塩田康一知事を表敬訪問した。
訪れたのはJAあまみの窪田博州代表理事組合長、野菜部会協議会の中山浩樹副会長、大島事業本部果樹部会の藤村秀久副部長ら。中山副部長から沖永良部と徳之島産のバレイショ15㌔、藤村副部長から奄美大島産のタンカン5㌔が塩田知事に手渡された。塩田知事はタンカンを試食。糖度が乗った今年のタンカンを堪能した。
バレイショは2月から4月中旬までが出荷時期。例年2万㌧前後の出荷量となっているが、今年はヒヨドリによる食害などが発生したため、約1万7500㌧の出荷量を見込む。2月から3月上旬までが出荷期間のタンカンは70㌧前後の出荷量が見込まれるという。
円安などの影響で燃料費や飼料の高騰が続く中、窪田組合長は「各農家で工夫を凝らして品質の向上、安心安全な農産物を目指し、『あまみブランド』の確立を目指している。農家の所得向上のためにも、多くの皆様にPRしていきたい」と話していた。
8日は鹿児島市与次郎2丁目の「おいどん市場与次郎館」でバレイショやタンカンなど奄美の農畜産物を中心とした「あまみフェア」が開催される。