龍郷町が町制施行50周年

龍郷町の町制施行50周年を記念しお披露目された新マスコットと園児たち

記念のオリジナルフレーム切手をお披露目する大勝郵便局スタッフ

観光名所の浦の橋立てには新たにリュウキュウマツの幼木17本が植えられた

催し多彩、記念の日祝う
新マスコット、記念切手がお披露目 リュウキュウマツ植樹祭も

 町制の施行50周年を迎えた10日、龍郷町で記念セレモニーがあった。記念事業の一環として、公式マスコットキャラクター「タッピー」とその着ぐるみ、日本郵便九州支社が製作した記念のオリジナルフレーム切手をお披露目。観光名所の浦の橋立てでは町木であるリュウキュウマツの幼木を植樹するなど、多彩な催しで記念の日を祝った。

 同町は旧龍郷村から改名し、1975(昭和50)年2月10日に誕生した。りゅうゆう館で行われたセレモニーには、町長や職員、町議ら関係者のほか、町内の園児ら約100人が参加。竹田泰典町長は「町、関係者全員で50年の節目を未来へ向けて羽ばたけていけるよう祝いたい」とあいさつした。

 式では、大勝郵便局の重原幸和局長ら局員が町長に記念切手を贈呈し、概要を説明した。園児の掛け声で登場した新マスコットのタッピーは、参加者と触れ合い祝賀ムードを楽しんでいた。

 午後から浦の橋立ての国道沿いで植樹式も実施。沖縄で育てた幼木17本を個人で寄贈した瀧緑地建設代表取締役の瀧源廣さん(75)は「赤尾木で育った両親への恩返し。子どもたちの成長とともに見守ってほしい」と願っていた。

 フレーム切手は、町ゆかりの名所や行事などの写真で彩り、1シート110円切手10枚で構成した。550枚限定で、1シート1650円。13日から町内4郵便局で販売を始め、群島内の郵便局などでも取り寄せができる。

 一方、新マスコットのタッピーは、龍郷町にハッピーを運ぶ妖精で、今後は町のPRなどで活用する。製作に向けては24年度に公募を開始し、計79点が応募。町内児童による投票などの3次審査を経て、鹿児島市在住の平山陽一さんの作品が選ばれた。

 16日は、同館で午後3時から記念式典、同5時半から祝賀会を開催する。前日の15日は同5時半から前夜祭も予定している。