図書館コンクールで優秀賞に選ばれた国頭小の児童ら(提供写真)
全九州学校図書館コンクール
【沖永良部】和泊町立国頭小学校(伊口裕喜校長、児童数72人)が、第70回全九州学校図書館コンクール(主催 九州地区学校図書館協議会、西日本新聞社)で優秀賞を受賞した。子どもたちによる読書活動などが評価された。
同小では、図書委員会の4~6年生10人が、毎朝の読み聞かせや図書の整理、カウンター業務を担当。2023年度は、蔵書が8044冊、図書室の利用者は延べ1218人、貸出冊数の合計は2万4644冊。
特色ある取り組みとして、日本一のガジュマルの木の下で行う緑陰読書会や、8月には戦争をテーマにした絵本の読み聞かせ映像を町営ケーブルテレビで放送するなどの活動がある。
このほか、図書室内にギャラリーを設け、季節に合わせた花や絵画を展示して子どもたちの感性を高める環境作りにも力を入れている。
14日、図書室に児童らが集まり、届いた賞状と盾を囲んで受賞を喜んだ。図書委員長の西村花音さん(6年)は「読み聞かせは難しかったが、練習したおかげで今は楽しくできるようになった。これからもみんなが本を好きになってくれるよう読書活動を頑張りたい」と話した。