奄美市美展が開幕

開幕に先立ち表彰式が行われた奄美市美展(16日、奄美市名瀬)


24日まで入賞・入選・委嘱作家作品の736点が奄美川商ホールで展示される(16日、奄美市名瀬)

美術・写真・書道721点そろう
24日まで奄美川商ホール

 第43回奄美市美術展覧会(風は南から・・・「奄美」2025AMAMI市美展)が16日、同市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で開幕した。美術・書道・写真の3部門の入賞・入選作品721点を展示。同日は表彰式が行われ、多くの来場者でにぎわった。

 奄美市、市教育委員会、市美術展覧会実行委員会主催。作品発表と鑑賞の各機会の提供を目的とした奄美群島を代表する美術展で、今年は県内外から一般・小・中学生計1276点の応募があった。会場では入賞・入選作品のほか、委嘱作家による作品15点も展示されている。

 表彰式で同実行委員会会長の安田壮平市長は「本市の豊かな自然や地域文化を表現した作品のみならず、県内外から出点された多才な作品を観覧できる貴重な機会。奄美を代表する美術展として高い評価がある」とあいさつした。

 式には最高賞にあたる市美展賞に選出された前田正樹さん(美術)、三原和代さん(書道)ほか各入賞者らが出席し、賞状が授与された。

 名瀬平松町から来ていた中勉(あたりつとむ)さん(85)は「孫が写真部門で奄美市長賞に選ばれたので表彰式の写真を撮りに来た」と笑顔で話した。

 展示は24日までの9日間。時間は午前10時~午後6時(最終日は同5時。入場料は200円(高校生以下は無料)