岩元(金久中出身)が全国へ

各級で優勝した選手たち。(写真左から2人目)が岩元(提供写真)

全国自衛隊柔道大会男子60㌔級優勝

第46回防衛大臣杯全国自衛隊柔道大会(全国自衛隊柔道連盟主催)が14日、自衛隊体育学校三宅記念体育館(東京都)であった。団体と男子の体重別と女子の個人戦で熱戦を展開し、奄美関係では金久中出身の岩元魁里(いわもと・かいり)(21、鹿児島実業卒)が男子60㌔級で優勝し、体重別の日本一を決定する講道館杯全日本体重別選手権大会(11月1~2日、千葉県)への出場権を獲得した。

岩元は、鹿児島実業高1年時の2019年度鹿児島県下高校柔道選手権大会(20年2月)の男子個人60㌔級で優勝し、全国大会への出場権を手にした。高校卒業後は陸上自衛隊へ入隊。現在は国分駐屯地(霧島市)でさまざまな訓練に励んでおり、柔道も月曜日から金曜日の約1時間汗を流している。

今回の自衛隊柔道大会の男子個人60㌔級には岩元を含めた13人が出場。トーナメントで競い、岩元は2回戦から出場。寝技と横四方固めで初戦を突破し、準決勝では得意の背負い投げで勝ち進み、決勝では寝技で腕がらみで優勝を勝ち取った。

高校以来5年ぶりの全国大会への出場を手にした岩元は「柔道をしている人にとって夢の舞台である講道館杯に出場できるのは誇りに思う。監督や同期たちへの感謝を忘れず、自衛隊代表として1勝でも多く勝ち切る柔道をしたい」と意気込んだ。