3月に入り気温が上昇、今年最初の夏日となった奄美市名瀬。暖かな日差しが上空から降り注いだ
最高は天城町の25・8度
3月に入り今年初の「夏日」――。上空に暖かい空気が入った影響で1日、奄美地方は気温が上昇し、気象庁の八つの観測地点のうち三つで1日の最高気温が25度以上の夏日を観測した。
気象庁によると、最も気温が高かったのは天城町の25・8度(午後1時22分)で、5月上旬並み。平年差5・7度、前日差2・7度まで上昇した。このほか奄美市名瀬(25・6度)、同笠利(25・0度)も夏日となった。いずれも天城町同様、5月上旬並みの最高気温。8地点全て今年最高となったが、最高気温が最も低かったのは瀬戸内町古仁屋の23・1度だった。
天気予報では2日の日曜も晴れ時々曇りで気温が高くなる見通し。3日は曇りで、その後は曇りや雨の日が続きそう。
3月最初の日が土曜日でしかも晴天に恵まれたこの日、奄美市名瀬の海に面した埋め立て地にある公園では午後、家族連れなどの姿が見られた。1月や2月は曇天続き、しかも強風で気温以上の寒さを感じる日が多かったが、新しい月に入り一転。澄み切った青空から暖かい日差しが降り注ぎ、市街地全体が日射により光り輝いた。風もほとんどなく、2日を含めて屋外で快適に過ごせる絶好の行楽日和となりそうだ。