徳之島「吹奏楽の祭典」

中・高吹奏楽部や社会人吹奏楽団、プロ演奏家まで7団体・70人が共演した「吹奏楽の祭典」=2日、徳之島町文化会館

「ハイレベル」と称賛
中高生・社会人・プロ演奏家ら共演

 【徳之島】「2025吹奏楽の祭典~平和への祈り~」(同実行委員会主催)が2日夜、徳之島町文化会館であった。徳之島地区の中・高校吹奏楽部から社会人吹奏楽団、ゲストの霧島国際音楽ホール・みやまコンセール協力演奏家らを交え7団体・約70人が出演。レベルの高いアンサンブル、プロ・アマ合同演奏も交え約400人の観客を魅了した。

 児童生徒たちの演奏技術の向上、同島音楽芸術の振興などを目的に同実行委(会長・米山太平徳之島吹奏楽団団長)が2018年にスタートした手作りの音楽祭。8年目の今回、島内からは、日本管楽合奏コンテスト全国大会(昨年11月、東京)で「最優秀賞」入賞の亀津小吹奏楽部をはじめ天城中同、北中同、徳之島高音楽部、樟南二高吹奏楽部、徳之島吹奏楽団(社会人)の6団体が参加。

 ゲストには徳之島町亀津出身のサクソフォン演奏家・吉澤レイモンド武尊(たける)さん(37)ら県内外で活躍する演奏家5人が出演。県の24年度文化薫り高いかごしま形成事業と併せて出演協力した。

 高らかなトランペット・ファンファーレで始まる徳之島吹奏楽団の演奏「ウィナーズ~吹奏楽のための行進曲」(諏訪雅彦作曲)で開演。県吹奏楽コンクールでも2年連続金賞(うち打楽器パートで審査員特別賞)の亀津中の打楽器三重奏「雅~3人のマリンバ奏者のための~」(片岡寛晶作曲)や、吹奏楽団のサクソフォン四重奏「いきゅんにゃ加那」(高橋宏樹編曲)など調べにも称賛の拍手が続いた。

 ゲスト演奏家らの〝管楽五重奏〟は「ルスランとリュドミラ」序曲(M・グリンカ作曲)など3曲で魅了。各校吹奏楽部と吹奏楽団による力強い合同演奏も披露。アンコール再演では、ゲストを含む全7団体・約70人による「情熱大陸」(葉加瀬太郎作曲)で締めくくった。

 みやまコンセールからの引率職員は、同島の音楽レベルの高さに驚嘆。家族で来場した吉川恵子さん(40)=天城町、横浜市出身=は「離島でレベルの高い演奏と音楽が聴けて感動。昭和を振り返る美空ひばりメドレー『川の流れのように』では、横浜の祖母が大好きでいつも口ずさんでいたことを回想、涙が出ました」と話していた。