公立高校で卒業式

新たな門出に堂々と入場する卒業生


第6回卒業生の寄贈式

別れ惜しみながら新たな一歩へ
大島高、第6回卒業生も参列

 奄美群島内の公立高校の多くで3日、2024年度卒業式があった。卒業生たちを在校生や多くの保護者らが祝福。卒業生らは共に成長した仲間との別れを惜しみながら、新たな一歩を踏み出した。

 奄美市名瀬の大島高校(貴島邦伸校長)では、第76回卒業式を行い、207人が卒業。式には毎回参列している卒業後50年生と、現女子制服を初めて着用した第6回卒業生(数え90歳)も参列。第6回卒業生らは当時使っていた「机椅子」を再現したものと金一封の寄贈式も行った。

 卒業生は担任教諭から一人ずつ名前を呼ばれ、貴島校長からクラス代表者に卒業証書が授与された。

 貴島校長は式辞で「コロナ禍を経験した皆さんは、支え合うこと、笑い合い、励まし合うことは奇跡だったと実感したと思う。将来古里である奄美大島に帰ってきて」と述べた。

 竹山耕平PTA会長は「皆さんの成長を見てきて、これからも素晴らしい人生が送れると思っています」、山田摩理子安陵会会長は「歴史と伝統のある安陵の地で3年間多くの経験をしてきた。ここで過ごしたことを忘れないで、これからの人生を歩んでください」とそれぞれ祝辞を述べた。

 山田みやびさんは送辞で「後輩たちに手を差し伸べ助言もしてくれた。文化祭などの学校行事は全て圧倒的な力をみせていただき、私たちは勇気をもらったので今度は私たちが後輩たちに引き継いでいく」と述べた。

 答辞で花田心愛(みゆ)さんは「新しい試みとして、高校生サミットin奄美を開いたことは奄美群島に住む高校生の新たな一歩となった。先生、保護者にも感謝していきたい」と述べた。

 この日は第6期卒業生の「贈呈式・安陵会卒寿式・卒業式」も実施された。東京や大阪・島内などから代表の10人が参加。同校制服改定を期に同窓会も卒業するとのことで卒寿式を行い、卒業証書も渡された。参加した永田和歌子さんは「卒業して70年。卒業しても街で大高の制服姿を見ると懐かしく誇りに思っていた」と話した。