大島高ダンス部

多彩な演目でステージを彩った大島高校のダンス部(2日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA)

チアダンス衣装を着た部員と客席が一体となったステージ

第37回県高校ダンス発表会で特別賞を受賞した「―紡ぐ→」大島高ダンス部

息の合った舞台パフォーマンス展開
400人に練習の成果披露

 県立大島高校ダンス部(奄美市名瀬、山田小百合顧問)の発表会が2日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。部員11人と同部のOB、OG6人のゲスト参加もあり、来場した約400人にこれまでの練習の成果を披露した。

 発表会は2部構成でテーマは「Fly High」。高く飛ぶの意味の他、3年生は新たな場所へと羽ばたき、夢をかなえられるようにと1・2年生は新たな目標へと進み躍進できるようになどの意味を込めた。部員全員によるオープニングで開幕。1・2年生や2・3年生によるステージを披露。後半では、第37回県高校ダンス発表会で特別賞を受賞した「―紡ぐ→」やチアダンスの衣装に着替えた部員と客席が一体となった「一心DANCING」、歴代のOB、OGがゲスト出演した「みんながみんな英雄」ではスクリーンにダンス部在籍時の映像を投影しながら息の合った舞台パフォーマンスを展開し、計10作品を全身で表現。最後には全員が出演し、3年生6人が部活動を支えた関係者や保護者らに対する感謝を一人ずつ述べ、観客の中には涙を流す人の姿もあった。

 龍郷町から見に来た女性(62)は「孫が大島高生のダンス部に所属している。舞台でパフォーマンスをする姿が最高によかった」と語り、3年生を代表して元部長でもある座安理奈(りな)さん(18)は「昨年の県総体後に一度引退してから再び舞台に立ち、ハンディはあったが発表会を成功させた喜びも大きいが、一瞬だった。多くの人の協力のおかげ」と振り返り、龍郷町の菊次郎ミュージカルにも出演を予定していることから「やれることは最後までしっかりやり遂げたい」と意気込み、同部の満田明日香(あすか)部長(17)は「例年と違い分からないことも多く、発表会も開催できるかどうか不安なこともあったが一致団結して無事に成功することができた。全国大会出場できることを目指したい」と語った。