奄美に初寄港した「ノルウェージャンスカイ」
船内で行われた歓迎セレモニー(奄美市提供)
乗船客2000人、島内観光楽しむ
大型クルーズ船
国際クルーズ船「ノルウェージャンスカイ」(7万7104㌧、全長258・60㍍)が10日、奄美市の名瀬港観光船バースに寄港した。同船の奄美寄港は初めて。岸壁には特設の観光案内所や特産品売り場などが設置され、乗船客2003人の多くが下船し、タクシーやバスで島内の観光ツアーを楽しんだり、市街地を散策するなどした。船内では歓迎セレモニーも行われ、船長らに花束や記念の盾などを贈り、寄港を歓迎した。
クルーズ船は午前7時頃に入港。白い船体に赤や黄色の花が描かれた船体が岸壁に接岸すると、観光客らが次々と下船。観光案内のスタッフや、ボランティアの通訳案内士が外国人観光客らの観光案内を行った。
船内では歓迎セレモニーも行われ、諏訪哲郎副市長が「豊かな自然や大島紬など、島独特の伝統や文化に触れ、郷土料理や黒糖焼酎などを食され、地元の人たちの優しさを感じるなど、奄美を存分に楽しんでほしい」などと英語であいさつした。
同船の初寄港を記念し、一般社団法人あまみ大島観光物産連盟から大島紬をあしらった盾を贈ると、同船からは記念の盾と船の模型が贈られた。