地域おこし協力隊らが活動報告

活動内容を報告する協力隊ら(13日、知名町)

「町に貢献していく」 知名町

 【沖永良部】知名町で活動している地域おこし協力隊と地域活性化企業人の合同活動報告会が13日、同町役場会議室であった。協力隊2人と企業人1人が、これまでの取り組みや成果を報告した。

 今回、地域おこし協力隊の池中良子さん(46)=東京都出身=と平川光博さん(63)=兵庫県出身=、地域活性化企業人の藤原宗徳さん(62)=愛知県出身=が、町議員や役場職員ら20人ほどを前に発表した。

 島の交流ディレクターとしておきのえらぶ島観光協会で1年間勤務した池中さんは、観光プログラムの企画や協会ホームページの運営、島内外でのイベント開催などの実績を紹介。今年度で退任予定で「多くのことを経験できた。これからも何らかの形で沖永良部島と関わっていきたい」と話した。

 おきのえらぶフローラルホテルの料理長を務めている平川さんは、昨年7月に着任。これまでの活動を振り返り、「ホテルで郷土料理を出したいという思いが強くなった。島の人と相談しながら、地元の食材や風習を勉強していきたい」と述べ、新年度の目標として「料理教室等を開催して町に貢献していきたい」とした。

 藤原さんは、再生可能エネルギー事業に関する知識や技術をわかりやすく伝える専門人材としてDGキャピタルグループ(本社、東京)から派遣されて1年8か月が経過。地元のコーヒー生産者と進めている農業と発電を両立する「ソーラーシェアリング」の取り組みや、脱炭素に関する島外先進地の視察状況などを紹介した。