紬グランプリの県知事賞に輝いた「たけがわ織物」の作品
翔けあまみ県知事賞の「興紬商店」の作品
「２０２５本場奄美大島紬グランプリ」「第36回翔けあまみ原図展・製品化コンテスト」及び、「第28回地球印協議会」の審査結果が13日、主催する本場奄美大島紬協同組合から発表された。紬グランプリの最優秀賞（県知事賞）は「たけがわ織物」（奄美市名瀬）の作品が輝いた。翔けあまみの県知事賞は「興紬商店」（龍郷町）の作品に決まった。
紬グランプリは、品質向上と消費者ニーズに合った製品づくりの推進を目的に毎年行っている。地球印協議会を含む紬グランプリに76点、原図とその製品化を競う翔けあまみに７点が応募。審査は10～12日の３日間で行われ、委員や行政、一般の82人が投票した。
紬グランプリは、斬新さや市場性、デザインなどを基準に、県知事賞１点、優秀賞６点、大会賞12点の計19点が決まった。翔けあまみは、県知事賞１点、優秀賞２点の計３点が決定。地球印競技会は、図案、絣締、染織、絣加工、製織の５部門から、優秀な技術者６人が選ばれた。
表彰式は、19日午前10時から。奄美市名瀬の市産業支援センターで行う。
審査結果は次の通り。
【本場奄美大島紬グランプリ】▽最優秀作品賞（県知事賞） たけがわ織物▽優秀作品賞 奄美市長賞＝田畑絹織物、龍郷町長賞＝夢おりの郷、奄美大島商工会議所会頭賞＝興紬商店、奄美群島地域産業振興基金協会理事長賞＝美紀大島、本場奄美大島紬伝統工芸士会会長賞＝前田紬工芸、本場奄美大島紬協同組合理事長賞＝興紬商店
【翔けあまみ】▽最優秀賞（県知事賞） 興紬商店▽優秀賞 奄美市長賞＝牧絹織物、奄美群島地域産業振興基金協会理事長賞＝夢おりの郷
【地球印協議会】▽同実行委員会委員長賞 図案＝池水秀敏（たけがわ織物）、絣締＝重原俊光（同）、染色＝肥後純一（興紬商店）、絣加工＝森弘和（たけがわ織物）、製織＝裾分ひとみ（田畑絹織物）、川口初代（山口織物工場）