28日、市役所 講演や意見交換
財務省主催の独立行政法人・奄美群島振興開発基金応援セミナーが28日、奄美市役所で開かれる=チラシ=。対面・オンラインのハイブリッド開催となる。
午後2時から同4時半までを予定しており、会場は市役所5階大会議室。会場定員70人、オンライン定員100人で、参加費無料。申し込み(メールアドレスkikin@amami.go.jp)は23日まで。問い合わせは同基金☎0997・52・4511へ。
セミナーでは、奄美3世(龍郷町)になる同省大臣官房政策金融課課長の大江賢造氏が主催者あいさつ後、奄美群島振興開発について=遠山英子・国土交通省国土政策局特別地域振興官、奄振基金の取り組みについて=藤井隆・奄振基金理事長、地域における再生可能エネルギー導入の意義と課題=原田文代・日本政策投資銀行常務執行役員、人材不足の現状と対応策=藤井辰紀・日本政策金融公庫総合研究所副所長と四つの講演がある。質疑応答・意見交換も行われる。
奄振基金の経営改善については、検討会が昨年6月に方向性をまとめた。この中では、▽保証業務に伴う損失が経営に与える影響は甚大であり、国において損失補填の方策を検討するため、引き続き、関係者と議論を重ねていくべき▽政策金融としての役割を果たしつつ、基金の収支改善が図られるよう、融資商品の金利を見直すとともに、利子補給制度の創設等を検討すべき▽再生可能エネルギー推進などの政策的意義や民間金融の補完・先導等の観点から、大口融資の対象事業や限度額の拡充を検討すべき―と求めている。