往年の名曲を熱唱する龍郷町懐メロ同好会のメンバーたち
龍郷町懐メロ同好会
奄美パークで昭和歌謡祭
龍郷町懐メロ同好会(重原義和会長)のわきゃステージinパーク「昭和歌謡祭」が6日、奄美市笠利町の県奄美パークであった。会員らは昭和の名曲25曲を生バンドの演奏に合わせて熱唱し、約300人の観衆を楽しませた。
同好会は、龍郷町生涯学習講座の開講を機に2007年に立ち上げたグループで、会員23人が所属。今回は昭和100年の節目をテーマに、36~87歳のメンバーらが往年の名曲を中心に歌い上げた。
ステージは3部構成で、歌は全会員による「青い山脈」で開幕した。バンド7人による臨場感あふれる演奏を背に、「お富さん」「この世の花」「奥飛騨慕情」など、懐かしのヒット曲を立て続けに披露。あでやかな歌声ときらびやかな衣装で、昭和歌謡の世界に誘った。
2部では、フラカオスタジオも登場。フラ歴約20年の佐藤ツタエさん(89)らが華麗な舞で花を添えた。奄美市笠利町在住の73歳男性は「生活と一緒に歩んできた曲ばかり。しみじみとして、懐かしい思いがよみがえった」と笑顔だった。
メンバーの永元安夫さんは「人の輪を大切に育んできたグループ。最近は若いメンバーも増えている。これからも活気ある歌を地域に届けていければ」と話した。