新入生代表として誓いの言葉を述べた栄龍二さん(13日、奄美看護福祉専門学校)
「2倍の努力で資格取得を」
45人が誓い新た
奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の2025年度「第31回入学式」が13日、同校サングリーンホールであった。創立30周年となる今年の入学生は、県内外から45人(看護学科30人、こども・かいご福祉学科15人)。看護師・介護福祉士・保育士・幼稚園教諭Ⅱ種などの国家資格取得を目指し新たなスタートの日となった。
入学生は、同校卒業生で唄者の前山真吾さんが弾くサンシンに合わせ入場。前山さんと在校生の森永あすかさん(28)が「長朝花節」を歌い門出を祝った。
向井校長は式辞で「今年の学校スローガンは2倍の努力。自分を磨き実り多き学生生活になることを期待する」と祝福した。
安田壮平奄美市長は「専門的な知識を習得し、卒業後は、地域を支える活躍を」と期待の言葉を贈った。稲源一郎大島郡医師会会長は「看護も福祉も社会に貢献できる仕事。基礎を学び、他者をいたわる心を身に付けて」と祝辞を述べた。
新入生代表の看護学科、栄龍二さん(18)=奄美高校卒=が「母と同じ道を目指し入学した。資格取得を目指し、努力を重ね勉学に励む」と誓いの言葉を述べた。
こども・かいご福祉学科の溜畑(たまりばた)寿莉奈さん(18)=奄美高校卒=は「子どもに信頼してもらえるような保育士になりたい。市内で就職し、仕事の幅を広げていきたい」と話した。
2歳から小2まで4人の子どもがいるという看護学科の中村千亜紀さん(38)=奄美市=は「家族の後押しもあって(入学を)決意した。子どもも応援してくれている。患者に寄り添える看護師を目指したい」と決意を口にした。