吹奏楽部と書道部のコラボレーションパフォーマンス(14日、奄美市名瀬の県立大島高校)
パフォーマンスに笑顔を見せる新入生ら
書道と音楽で熱いエール
奄美市名瀬の県立大島高校(堂薗幸夫校長、生徒635人)の体育館前広場で14日、吹奏楽部と書道部による新入生歓迎パフォーマンスがあった。同校の恒例行事で、部員たちは協力しあって新入生に熱いエールを送った。
歓迎パフォーマンスは新入生へ文科系活動への勧誘や高校生活を充実したものにしてほしいということなどが目的。コロナ禍で中止や規模を縮小したが、2023年に3年ぶり野外公演を実施した。今年の歓迎会は午後4時45分からスタート。書道部の部員9人が吹奏楽部の演奏にあわせてはかま姿で「出会いと別れを繰り返し 新たな未来が待っている これから始まるステージで 貴方が輝ける場所で希望の光へ輝ける場所で最高のチャンスをつかみとれ」の文字をしたため、中央には朱色で「煌星」の文字を書いた。吹奏楽部は16人の部員が緑黄色社会のMela!(メラ)など3曲を披露した。
吹奏楽部の藤川六花部長(17)は「入学式以来の演奏で緊張もあったが、天気もよく多くの人に来ていただいた。コンクール出場はもちろん、地域活動にも力を入れていきたい」と話し、書道部の山下ひなた部長(同)は「新入生に向けて後押しできるように書を書いた。みんな最後まで楽しんで書いていたことがよかった」と話した。
新入生の日野山鈴音さん(15)は「屋外での演奏を聴いて美しい音色を奏でていて尊敬した。今のところ勉強面で不安があるものの、入れたら吹奏楽部に入りたい」と話した。