演歌歌手・中西りえさん

奄美でのコンサートを案内するポスター

 

 

 

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24年「津軽挽歌」とのカップリングで発売された「島唄慕情」

 

 

奄美のステージへ
27日「島唄慕情」歌う

 

 

 【東京】2024年に「島唄慕情」をリリースした三重県伊勢市出身の演歌歌手・中西りえさん。「奄美の人たちの温かさがとてもうれしい」と歌を通じた絆を実感しながら活動していたが、まだ奄美には訪れていなかった。そんな彼女がついに27日にステージに立つ。  

 都内在住で(㈲サニーサイド・ブレーンズ)に所属する中西さんは1999年にNHK・BS「ジュニアのど自慢」グランプリを受賞するなどしたのち、2012年に「北海男節」でデビュー。ラジオやテレビでも活躍する「伊勢の歌姫」とされる期待の演歌歌手だ。

 そんな彼女が、奄美在住の作詞家・有光あきらさんとの縁で24年4月「島唄慕情」をリリース。南の島を想像させる穏やかなイントロに「デイゴ咲いたかソテツの花は…」と伸びやかな歌声を各地で披露している。2番には「名瀬の港を夕日が染めて今日も出て行く連絡船が…」と、奄美を舞台にした慕情が歌われている。また3月には、交流のある徳永ゆうきさん(奄美2世)らと新宿区のレストランで「花よりだんご2025」のコンサートを開催。何かと縁のある奄美だったが、まだ訪れたことがない。だが、ついに念願がかなうことに。

 「とても光栄です。たくさんのご縁がつながり『島唄慕情』の舞台となる奄美大島へお邪魔させていただきます。たくさんの方に愛していただけますように心を込めて歌います」と喜びもひとしお。思いを込めるステージは、27日の奄美川商ホール「奄美・演歌・歌謡・歌まつり」で午後2時半開演(開場は午後2時)。チケット(前売2000円、当日2500円)は、実行委員会の屋宮さん(090・8599・7675)へ連絡を。

 披露する予定、5月14日リリースの新曲「からくり歌舞伎 万華鏡」は「パラレルワールドへあなたを引きずりこむ恋のうたです。ぜひ聴いてください」と意気込んでいる。