奄美に初寄港した「シーニックエクリプスⅡ」
船内で行われた歓迎セレモニー
美しい流線形の船体
乗船客220人、島内観光楽しむ 奄美市
国際クルーズ船「シーニックエクリプスⅡ」(1万7592㌧、全長168・00㍍)が22日、奄美市の名瀬港観光船バースに寄港した。同船の奄美寄港は初めて。岸壁には特設の観光案内所や特産品売り場などが設置され、乗船客220人の多くが下船し、タクシーやバスで島内の観光ツアーを楽しんだり、市街地を散策するなどした。船内では歓迎セレモニーも行われ、船長らに花束や記念の盾などを贈り、寄港を歓迎した。
クルーズ船は午前8時頃に入港。白と黒に塗り分けられ、美しい流線形の船体が岸壁に接岸すると、観光客らが次々と下船。観光案内のスタッフや、ボランティアの通訳案内士が外国人観光客らの観光案内を行った。
船内では歓迎セレモニーも行われ、安田壮平市長が「豊かな自然や大島紬など、島独特の伝統や文化に触れ、郷土料理や黒糖焼酎などを食され、地元の人たちの優しさを感じるなど、奄美を存分に楽しんでほしい」などと英語であいさつ。同船の初寄港を記念し、一般社団法人あまみ大島観光物産連盟から大島紬をあしらった盾を贈呈した。
船長は「奄美の美しい港に寄港し温かい歓迎を受け、豊かな文化とたぐいまれなおもてなしを肌で感じられて光栄」とし、「今後もこの港に何度も訪れ、奄美のすばらしさを伝えたい」と述べ、同船の形の盾と折り鶴などを安田市長に手渡した。
セレモニー後は、船内の操舵室やレストラン、シアタールームなどを案内される歓迎を受けた。