祝日の29日「あまみ福祉フェスタ」

29日に迫った奄美共生プロジェクト「あまみ福祉フェスタ」の開催をPRする実行委員会事務局長の勝村さん

 

 

 

子どもたちの来場期待
45事業所出店、スタンプラリーも

 

 

 

 奄美共生プロジェクト実行委員会(盛谷一郎会長)主催の「あまみ福祉フェスタ」が祝日(昭和の日)の29日午前10時から、奄美市名瀬の奄美川商ホール1万人ひろばである。医療、福祉関係など約45事業所が出店するふくし祭り、車いす試乗体験などにより共生社会の在り方を考える街中ウォーキング、職業ガイダンス(医療・介護・福祉)、デイ文化祭(舞台発表・作品展示)、小学生・未就学児対象のスタンプラリーと盛りだくさん。主催者は子どもたちの来場を期待している。

 「地域共生社会の実現」を目指し、全ての住民が自分の住み慣れた地域・自宅で、その人らしく生活できるような環境(地域・シマ)の醸成が目的。奄美市、奄美大島介護事業所協議会、県介護福祉士会、県介護支援専門員協議会奄美大島・喜界島支部、あまみ療育ネットワーク、奄美市社会福祉協議会、県老人福祉施設協議会大島支部、県理学療法士協会奄美支部の各団体が共催。今回が第1回目だが、今後も毎年、ゴールデンウィーク最初の祝日である昭和の日開催を計画している。

 イベントは午前9時スタートの街中ウォーキングが皮切りとなる。名瀬港マリンタウン緑地公園を出発し、会場の奄美川商ホールにゴールする。9時45分に開会式があり、ふくし祭り・スタンプラリーは10時スタートとなる。事務局によると、ふくし祭り(各種出店、展示など)には医療、福祉関係以外の事業所からの参加があり、子どもたちが楽しめるバルーンアート教室やエアー遊具、キッチンカー(5~6台)による飲食店提供もある。スタンプラリーは県や奄美群島市町村のキャラクター(ぐりぶー、コクトくんなど)を見つけてシールを貼ってもらうもので、スタンプカードは総合受け付けでもらえる。

 職業ガイダンス(お仕事紹介)は11時半スタートで、会場はホール正面入り口前のピロティ(空間)。参加予定職種は医師、薬剤師、理学療法士、介護福祉士、社会福祉士。各専門職から話を聞くインタビュー形式を予定しており、進路として考えている中高生の積極的な参加を呼び掛けている。同じ場所では午後1時からデイ文化祭(舞台発表部門)をスタート。福祉事業所の利用者らが歌や踊りを披露する。

 実行委員会事務局長の勝村克彦さんは「GWの中では平日に挟まれた祝日。学校の関係で旅行などは難しいだけに、子どもたちと一緒に家族で来場してほしい。ぜひ、多くの皆さんに気軽に遊びに来てもらえたら。共生社会を考えるきっかけにしていきたい」と語った。問い合わせは勝村さんで電話0997・55・0050(介護事業所きずな)まで。