徳之島町畔プリンスビーチ

多彩なステージ演芸で楽しませた「まぶーるフェスタ・黒砂糖祭」=27日、徳之島町畔プリンスビーチ

多彩なステージ演芸発表
家族連れ行楽客でにぎわう

 【徳之島】ゴールデンウイーク(GW)2日目の27日、徳之島町畦海浜公園(通称・畦プリンスビーチ)では「2025まぶーるフェスタwith黒砂糖祭」(町など主催)があった。海開きの安全祈願やちびっ子ら対象の「宝さがし」などに続き、黒糖の試食会やステージ発表、お楽しみ抽選会などがあり、行楽客でにぎわった。

 温故知新で島の黒糖のルーツを訪ね、古き時代の鼓動を感じよう―などの趣旨で30年以上の伝統を持つGW恒例の「黒砂糖祭り」イベント。名物の一つ昔ながらのサトウキビ圧搾機「サタグンマ」(常設展示)の実演は、同機器の「老朽化と故障」で中止。イベント名も同町公式キャラクター「まぶーる君」を冠しての開催に。

 午前中は、同ビーチの水難防止祈願の神事に続き、お菓子引き換えカードの「宝探し」にちびっ子らの歓声に包まれた。

 園地内の多目的広場では、「まぶーる君」へのインタビューなどに続きステージ演芸がスタート。ダンスグループや徳之島高音楽部、琉球舞踊、島唄、フラダンスなど8組のステージで楽しませた。会場では濃縮持参したキビ搾汁を再煮沸する「サタタキ」で仕上げた試食黒糖のプレゼントも。10数店の各種屋台やフリーマーケットなども出店した。同町「道の駅とくのしま」や「美農里館」などの商品が当たる抽選会もあった。

 高岡秀規町長は同イベント開催に「見直しの意見もあったが、GWに家族連れで楽しめる祭りは必要。伝統を守りながらスキルをバージョンアップして継続したい」と話した。