伊仙町長選告示まで1週間。後援会活動では新手の〝スローガンのぼり〟乱立も=28日、同町内
【徳之島】前町長の辞職(26日付)に伴う伊仙町長選挙(5月6日告示・同11日投開票)の告示まで1週間。これまでのところ、前教育長の伊田正則氏(66)=同町崎原=と、元高校長の盛初弘氏(63)=同町目手久=(五十音順、いずれも無所属)のほかに動きはない。新手の〝スローガンのぼり〟のイメージ戦略など後援会活動が活発化。新人の両氏による一騎打ちが確実視されている。
同町長選は本来、6期目限りでの勇退を表明した現職大久保明氏(70)の任期満了(10月30日)に伴い10月中旬頃を予定していた。同期日を見据え、同町教育長だった伊田氏が現職の「推薦」もあり町議会で立候補意思を表明して昨年7月31日に辞職。一方、盛氏は1年余前から水面下で支持固めを進めながら、先月23日に記者会見を開いて正式表明していた。大久保前町長の突然の辞職によって選挙が約5か月引き寄せられた。
両氏の後援会はそれぞれ町中部(伊仙)に事務所、東部と西部には同連絡事務所を開設。表面上は穏やかに選挙戦に向けた基盤づくりを進めてきた。今回の特徴として、双方ともに青色や黄色の鮮やかな下地にスローガンを強調したのぼり旗を県道沿い(私有地)などに掲示。乱立気味の様相も呈しつつ、新手のイメージ戦略を競っている。
立候補届の受け付けは告示日の5月6日午前8時半から午後5時まで町役場3階会議室。期日前投票は7日から10日(午前8時半~午後8時)まで同4階の議会委員会室。そして11日午前7時から午後6時まで伊仙小体育館など8会場で一斉に投票。午後8時から役場4階の議会議事堂で即時開票される。
今月2日現在の同町選挙人名簿登録者数は5043人(男2547人、女2496人)。