快晴下、多くの家族連れでにぎわった潮干狩り=29日午前、天城町与名間ビーチ
ちびっ子らの黄色い歓声に包まれた「宝さがし」と陸自の講習会=27日午前、伊仙町瀬田海海浜公園
【徳之島】ゴールデンウィーク(GW)恒例の天城町与名間ビーチ「2025夏一番海びらき」(町主催)と、伊仙町瀬田海(せたうみ)海浜公園・海水浴場(同町阿三)の「2025年度海びらき」(町など主催)は29日午前あった。それぞれ水難事故防止の安全祈願祭後、行楽客たちが潮干狩りや宝さがしなどイベントも楽しんだ。
◇天城町◇
与名間ビーチは「トライアスロンIN徳之島大会」スタート(スイム)会場でもおなじみ。バンガロー棟やレジャープール、各種マリンレジャー器材のB&G海洋センター艇庫なども併設。徳之島を代表するマリンレジャーのメッカとなっている。
安全祈願祭で森田弘光町長は「安全第一で健康づくりの水上アクティビティ、スポーツ・レクリエーションの拠点として活用を」など期待。児童生徒代表(高田悠人・岡前小与名間分校1年生)も交えてテープカット。観光連盟が前日に放流したアサリ貝がお目当ての潮干狩りで楽しませた。
◇伊仙町◇
安全祈願の神事に続き、町の要請で陸上自衛隊奄美警備隊(渉外広報室)の4隊員が、家族連れなど来場者を対象に、水難事故者などの人工心肺蘇生やLED(自動体外式除細動器)の使用法など講習会で交流。軽装甲機動車(LAV)などの展示・試乗サービスでも喜ばせた。
この後、児童生徒代表の栄城伯玖(こはく)君(面縄小1年生)も交えてテープカット。ちびっ子らお待ちかねの「宝さがし」では、砂浜に埋めた菓子袋や自衛隊グッズ(同警備隊提供)などをお目当てに、黄色い歓声に包まれた。
同海水浴場はサンゴ礁リーフを人工的に開削し〝天然の海水プール〟が特徴。シャワー・トイレ・更衣室などバースハウスや休憩所、駐車場などが完備されている。