かくれ浜に上陸し、絶景堪能や海遊びを楽しむ親子たち
別府さん講師、「かくれ浜」楽しむ
手熟師講習会
奄美手熟師会(岬眞晃会長)の「子ども講習会」が29日、奄美市笠利町喜瀬の海岸であった。参加者した親子ら53人は、海の沖合に姿を現した幻の砂浜「かくれ浜」に歩いて上陸し、ひと時の絶景や海遊びを楽しんでいた。
もの作りを学ぶ講習会の番外編で、要望が相次いだことから特別講義として実施。奄美大島在住の写真家・別府亮さんが講師を務め、散策を案内した。
かくれ浜は、春から初夏の大潮干潮時にだけ出現する。親子らは、ライフジャケット姿などで海岸線に集合。手をつなぐなど注意しながら、砂浜の白とマリンブルーの海に囲まれた道のり約200㍍を横断した。
この日は大型連休も重なり、多くの人出でにぎわった。かくれ浜に到着後は、遠浅の海で泳いだり、記念撮影をしたりと、思い思いに幻の浜を堪能。かくれ浜以外ではなかなか見られないというウニの一種・ヒラタブンブクも観察でき、その風変わりな生態にも声を上げていた。
朝日小1年の安田ひいろさん(6)はかくれ浜初体験で、海上に浮かぶ砂浜に「すごかった。少し寒かったけど楽しかった」と喜んでいた。