収穫用の機械に乗り葉を摘み取る農家（１日、知名町住吉）
産地の知名町、順調に生育
【沖永良部】２０２５年産の葉タバコの収穫作業が知名町で始まっている。１日、生産農家が管理機械に乗り、葉を手際よく摘み取る姿が見られた。
同町は群島内唯一の葉タバコ産地。今期は生産農家６戸が合計１３６０㌃の畑で栽培している。役場農林課によると、昨年12月25日に播種した後、今年２月の寒波の影響で生育が危ぶまれたが、４月からは気温も上がり例年通りの作柄になっているという。
収穫作業は４月18日から始まり、７月上旬頃まで続く。
同町住吉の畑で収穫作業をしていた穐田明美さん（58）は「昨年は疫病が発生し、収量が減ってしまった。今年も２月の寒さで病気を心配していたが、順調に生育してくれた。今年こそ収量を確保したい」と話した。