東京瀬戸内会が総会・芸能祭

誇らしげな法被姿の鎌田町長(円内はあいさつする三浦会長)

会場に華麗な風を吹かせた伊是名の会

恒例の「振り出し」

徳永ゆうきさんの歌謡ショーで盛り上がる会場

400人以上でにぎわう

 【東京】東京瀬戸内会(三浦雅之会長、作田和平幹事長)は「第101回東京瀬戸内会総会及び懇親会」を4月27日、品川区の総合区民会館「きゅりあん」で開催。奄美からの来賓、関東在住者合わせ400人以上でにぎわった。参加者は、古里への思いを新たに共有しながら会合を堪能した。

 同会は郷土遥拝、喜入寛次相談役の指揮で、全員での町民歌斉唱のあと、大貫清美さんの司会で第1部がスタート。三浦会長は「110年、200年続くような会にしたい」と抱負を述べ「赤ちゃんの土俵入りを通じて、2世3世にも参加してもらえるよう交流していきたい」と笑顔で呼び掛けた。

 会務報告、会計報告などが順調に終了。来賓として鎌田愛人瀬戸内町長が登壇。「唄と海でゆらう(寄り合う)瀬戸内町は、満天の星空も素晴らしい」と古里を自慢。「大阪・関西万博期間中の6月5日に、シマ唄などで世界自然遺産登録のPRも行う。また8月には赤ちゃん土俵入りなどで、相撲文化を世界に発信する」とあいさつした。ほか、原口悟郎関東鹿児島県連合会会長が祝辞と感謝の言葉を述べた。山田幸一郎前会長への感謝状贈呈などで第1部が終了した。

 久原卓也さん、瀬戸山千夜子さんの司会で第2部、懇親会・芸能大会へ。奄美民謡武下流東京同好会が祝い唄を熱唱。大島紬の女性陣と締め込みの男性陣による恒例の「振り出し」や伊是名の会がステージを彩った。また里恵・キュラムーンによるポップス、新極真会の空手演舞が次々と披露された。徳永ゆうきさんは、演歌・歌謡ショーとして「なんとかなるさ」や「島のブルース」などで会場を沸かせていた。ほか、久永さとみさんも「スラヨイ黒糖」などで花を添えた。総踊りで大興奮の総会は、新極真会(緑健児代表)の栄克人奄美支部師範代による「新極真十本突き」に続いて、山下良光相談役の万歳三唱で閉幕した。