ベイスターズ協賛会解散へ

協賛会解散などを決定した横浜DeNAベイスターズ奄美市協賛会2024年度第2回役員総会(7日、奄美市役所)

 

 

 

26年ぶりの3度目の日本一と球団初のファームも優勝を祝して開催した横浜DeNAベイスターズの優勝パレード(資料写真)

 

 

 

春季キャンプ沖縄・嘉手納で実施
奄美市役員総会

 

 

 

 横浜DeNAベイスターズ奄美市協賛会(会長・安田壮平奄美市長)の2024年度第2回役員総会が7日、奄美市役所6階の会議室であった。安田会長ら委員11人が出席。事業報告や収支報告、今後の方針について議論が交わされ、協賛会の解散などを決定した。

 総会前に安田会長は「秋季キャンプ10年、春季キャンプ3年の計13年に渡り、奄美市で実施していただいた。また、今回のキャンプでは26年ぶり3度目の日本一と球団初のファーム優勝を祝して開催した優勝パレードも市民の皆さんに盛大にお祝いしていただいた。期間中は島内の小中学生に、野球教室が開かれるなど多様な交流を実施し、子どもたちにとって選手との触れ合いや技術を身近に感じたことで自分自身の夢や希望を目指す上で大変有意義なことであった」などとあいさつ。

 総会では2024年度の協賛会事業報告があり、キャンプ誘致活動として昨年5月19日に横浜スタジアム(神奈川県)で「奄美デー」を開催したこと、10月には安田会長らが同球団の日本シリーズの出場に伴い、激励訪問や同球団の春期キャンプ支援などを報告。決算報告ではパレード関連費として145万1千円を計上。監査報告もあった。

 また、同協賛会の今後の方針についての議案があり、同球団が嘉手納球場(沖縄県)の完成の目処が立ち、球団側からも2026年以降は予定通り嘉手納での春季キャンプ実施の方針が示されたことや、春季キャンプの受け入れを目的として設置された協賛会の役割を終えることを受けて、同会はこの総会をもって解散することを決定。協賛金については収入総額480万6千円から支出総額442万6千円を差し引いた協賛会残予算の37万9千円は奄美スポーツアイランド協会の会計に組み入れ、対応可能なものは同協会で実施し、その他については奄美市教委(学び・スポーツ課)で検討・対応する。

 委員からは協賛会解散に伴い、「奄美デー」等の事業はどうするのかの質問があり、事務局から奄美デーに関して「主幹が紬観光課であり、予算も別。10年ほどは実施できるように球団と調整している。協賛会が解散しても奄美デーがなくなるのではない」との説明があった。