奄美高校美術部の作品
名瀬中美術部の作品
大島高校美術部の作品
中高美術部がサプライズ
奄美小 大型連休明け登校
奄美市名瀬の奄美小学校(池田昌弘校長、児童312人)で7日朝、教室の黒板がチョークで描かれた色とりどりのこいのぼりアートで埋め尽くされ、大型連休明けに登校した児童たちを驚かせた。
4日に開催された「第7回奄美地区新川こどもまつり」のシークレット企画。大島高、奄美高、名瀬中の各美術部約10人ずつが、1年生の3教室に、こいのぼりと遊ぶ子どもたちを題材にした絵を描き上げた。
大きなランドセルを背負い眠たそうな表情で教室に入った子どもたちは、目に飛び込んできた色とりどりのチョークアートにびっくり。黒板に駆け寄り、「きれい」「かわいい」と喜んだ。
1年2組の教室には、大高生の作品「くじらぐもとこいのぼり」。コイに乗った子どもが、クジラと一緒に空の大海原で遊ぶ姿がダイナミックに表現された。
西美紗貴(みさき)さん(6)は「こいのぼりは、かわいいから好きだよ」とうっとり、永江梨緒来(りおら)さん(6)は「誰が描いたのかな」と不思議そう、市田小遥(こはる)さん(6)は「黒板にお母さんの絵を描いてみたい」とうれしそうに話した。
企画した新川こどもまつり実行委員長の渡嘉敷誠さん(53)は「子どもたちの喜ぶ顔が見たくて3年前から始めた。1日で消えてしまうはかなさが、〝エモい〟(感情が揺さぶられる)」と、はしゃぎまわる子どもたちを見つめ笑顔だった。