精力的に町内遊説を展開して支持を求めている盛初弘氏(右)と伊田正則氏両陣営の選挙カー(伊仙町)
新人同士の一騎打ち 11日に投開票
【徳之島】前町長の辞職に伴い６日に告示された伊仙町長選挙は、11日に投開票される。無所属の新人で、元県立高校長の盛初弘氏(63)＝目手久＝と、前教育長の伊田正則氏(66)＝崎原＝の２氏(届け出順)が立候補。連日、精力的に町内遊説を行うなど激しい選挙戦を繰り広げている。
前町長の大久保明氏(70)が６期目任期半ばで辞職したため、異例の約５か月前倒しでの選挙となった。新人同士の一騎打ちで約23年半ぶりに新町長が誕生する今回選で、両候補は連日、精力的に町内を遊説し、派閥の解消や農業振興、教育環境の整備など、それぞれの政策を訴え、支持を求めている。
盛候補は「稼ぐ力と人を生かす政治でふる里に恩返し」を、伊田氏は派閥解消による「子や孫に誇れるまちづくり」をスローガンに掲げ、教育や農業振興など政策をアピールしている。
選挙戦最終日となる10日の両候補の動きは、▽盛氏陣営＝町内一巡に併せて、東犬田布、本部事務所(伊仙)、東部事務所(目手久)、町役場前でそれぞれ街頭演説後、本部事務所まで徒歩で移動し、締めくくる。▽伊田氏陣営＝町内を一巡しながら東部事務所、馬根、東阿三集落、ほーらい館広場(伊仙)で演説会後、本部事務所に徒歩で移動し、締めくくる。
投票は11日午前７時～午後６時に、伊仙小体育館など町内８か所で一斉に実施される。開票作業従事職員や開票立会人、傍聴人、報道など関係者以外の役場敷地(駐車場含む)への立ち入りは禁止され、午後８時から役場４階の町議会議事堂で即日開票される。
５日現在の選挙人名簿登録者数は４９００人（男２４７５人、女２４２５人）。