入館者300万人達成

入館者300万人達成を記念し行われたセレモニーで、くす玉を割った鵜木さん家族(11日、奄美市笠利町の県奄美パーク)

 

 

 

コロナ禍挟み10年で再び大台
奄美パーク

 

 

 

 奄美市笠利町の県奄美パーク(宮崎緑館長)の入館者が11日、300万人を達成し記念セレモニーがあった。200万人達成が2015年度(16年1月)で、大きな影響を受けた新型コロナ禍を挟み10年を経て再び大台を達成。群島の観光拠点施設だが、宮崎館長は祝福のあいさつでシマの文化を守り育て国内、世界に発信する決意を込めた。

 300万人目の入館者となったのは、異動で奄美に赴任して3年目という奄美市名瀬平松町の公務員、鵜木浩史(うのきひろし)さん(42)。妻と子ども3人の家族5人で入館。鵜木さんは「娘のダンス発表会の際など年に数回、訪れており、久しぶりに田中一村の作品を見ようと来館した。くす玉が目に入り、何だろうと思っていたら、まさかの300万人目ということだった」と驚いていた。年間パスポートの存在を知り今年1月から所持しているという。

 記念セレモニーは奄美の郷正面玄関付近のエントランスで。鵜木さん家族、宮崎館長がくす玉を割ると、「祝 奄美パーク入館者 300万人達成!」と書かれた垂れ幕が登場。地元の笠利町内から駆け付けた奄美パーク応援隊のメンバーがサンシン(三味線)やチヂン(太鼓)の音色を館内に響かせ、唄や踊りで盛大に祝福した。

 宮崎館長は「ちょうど300万人が達成でき、館長として感激している。観光客の皆さんだけでなく地元の皆さんにも利用していただき、自分の生活の場として使って親しんでもらえたら」と述べ、鵜木さんに大島紬柄のタンブラーや昨年秋、東京都美術館で開催され大反響を呼んだ「田中一村展」の作品図録冊子、観覧招待券などが記念品として贈呈された。鵜木さんは「『達成された』と声が掛かり、驚くと同時にありがたい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。

 奄美パークは同町節田の旧奄美空港跡に整備され、01年9月開館。園地面積は約7万7千平方㍍。奄美の郷(総合展示ホール、アイランドインフォメーション、イベント広場等)、田中一村記念美術館(常設・特別・企画展示室等)、多目的広場などの施設がある。