徳之島町地女連大運動会

「母の日」に大ハッスル、歓声に包まれた徳之島町地域女性連大運動会=11日、同町体育センター

 

 

 

「母の日」にハッスル!
はじける笑顔と歓声 亀徳が総合V

 

 

 【徳之島】徳之島町地域女性団体連絡協議会主催の「第51回徳之島町地域女性連大運動会」が、「母の日」の11日午前、同町体育センターで盛大に開催された。会場は、応援合戦の熱気、趣向を凝らしたスポーツゲームの歓声、そして全体踊りの輪で、喜びと活気に満ちあふれた。8集落対抗採点種目では亀徳が総合優勝を果たした。

 今大会は、「①組織を充実させて地域づくりに努めよう②『地域の宝』として子どもを見守り育てよう③自分の健康は自分で守ろう④家庭からごみ問題に取り組もう」という四つの努力目標を掲げて開催。会員やその家族、来賓に加え、運営ボランティアとして徳之島高校バレーボール部員ら総勢約300人が参加した。

 開会式では、町地域女性連絡協の上原トヨ子会長が「子どもから高齢者までが一緒に参加して、楽しく愉快な大会にしましょう」と呼び掛けた。来賓の大河平才毅町教育委員は「女性は、家庭のみならず今や地域活動の中心的な存在です。けがには十分注意して、大いに楽しみましょう」と激励した。

 選手宣誓では、前回優勝の中区チーム代表の藤井須美子さん(60代)らが、「わっきゃ昔メーレー(私たち昔の娘)は…」と島口でユーモアあふれる口上で会場を沸かせた。さらに、その意味は英語のみで通訳するという粋な演出で、さらなる笑いを誘った。

 競技は、ペアでバドミントンラケットにボールを乗せて運ぶ「でかパンリレー」を皮切りにスタート。風船割りやパン食い競争に障害物競走を加えた「人生山あり谷あり」、ラグビーボールをほうきで掃いて競争するユニークな「お母さんは忙しい」、段ボール箱をバトン代わりにする「宅配便リレー」など、独創的な採点種目が次々と繰り広げられ、参加者たちは大いに盛り上がった。最終種目では、「花の徳之島」と「ワイド節」の全体踊りで大きな輪ができた。