伊田伊仙町長が初登庁

役場職員に迎えられ初登庁する、伊田伊仙町長(12日午前9時頃、伊仙町役場前)

嶺津太郎選挙管理委員長から当選証書を受けた、伊田正則伊仙町長(12日午前9時頃、伊仙町役場前)

当選証書付与 「オール伊仙で頑張る仲間を」

 【徳之島】前町長の辞職に伴い11日に投開票された伊仙町長選挙で、新人同士の一騎打ちを制し初当選を果たした伊田正則氏(66)が一夜明けた12日朝、同町役場に初登庁。また当選証書付与式が同日午前、町議会委員会室であった。

 初登庁では、総務課の福留真美さんから花束を手渡され、多くの役場職員に拍手で迎えられた。

 当選証書付与式では、町選挙管理委員会の嶺津太郎委員長が「前町長の政策を踏まえながら、新しい伊仙町づくりに頑張ってほしい」と当選証書を付与するとともに、活躍を期待した。

 6日に告示された同町長選には、いずれも無所属新人の盛初弘氏(63)と伊田氏(66)の2人が立候補(届け出順)。町を二分する一騎打ちの結果、伊田氏が285票の差をつけ初当選を果たした。

 伊田氏は同付与式後の会見で「町長の椅子に座り、責任の重さと、伊仙町のために一つ一つしっかりと取り組んでいかないといけないと強く感じた」と話し、「派閥の論理のまま進んでしまった。改善していかなければならない」と選挙戦を振り返った。

 町政運営については「伊仙町のために何ができるかを考え行動できる、役場職員の意識改革を進め、オール伊仙で頑張っていける仲間となるよう努める」と述べ、政策については「信念をもって、一歩でも前に進める具体的な行動を実施していく」と表情を引き締めた。

 同日午後には就任式もあった。任期は11日から4年間。