夫からカーネーションを受け取る女性たち(11日、知名町)
料理振る舞い、感謝伝える
【沖永良部】知名町住吉字(あざ)の恒例イベント「母の日の集い」が11日、同字公民館であった。男性たちは、母や妻のために料理を準備し、カーネーションを手渡して日頃の感謝の気持ちを伝えた。
イベントは、30年ほど前から母の日に合わせて開催している。字の青壮年団を中心に、男性だけで会場設営や料理の準備を行う。
この日は、住民30人ほどが参加。テーブルには、ゴーヤチャンプルーや焼きそば、魚のから揚げ、刺身など豪華な料理が並んだ。
女性たちが席に着くと、周囲の男性らが料理を取り分け、お酒を注いで回った。
カーネーションの贈呈もあり、妻の前に立った男性らは「これからもよろしくお願いします」「いつもありがとうございます」と感謝の言葉を添えて花を手渡していた。
参加した川畑和美さん(63)は「1年の中で1番楽しみにしている日。私たちのためにもてなしてくれるので本当にうれしい」と笑顔。
奥村吉夫区長(69)は「安心して生活できるのは全て妻のおかげ。自慢すべき字のイベントなので、来年はさらに参加者を増やして盛り上げていきたい」と話した。