ほ場の整備地区を視察して土砂の流出防止対策を確認した参加者ら(21日、知名町田皆)
のり面保護の状況確認も
沖永良部地域対策連絡協総会
【沖永良部】沖永良部地域赤土等流出防止対策連絡協議会(会長・牧元禎治県沖永良部事務所長)の2025年度総会が21日、和泊町の県沖永良部事務所会議室であった。16機関から約30人が参加し、今年度の事業計画を確認した。
協議会は、沖永良部地域における各種の開発行為による赤土等の流出を防ごうと、2000年に設置された。
牧元会長は「近年の気候変動の中で、沖永良部、与論の豊かな海と美しい自然を守るためにさらなる対策を講じていく必要がある」とあいさつ。
各機関から今年度の事業計画の報告があり、農作物収穫後の緑肥栽培の推進や耕畜連携の推進、防風垣用苗木の供給などを行うとした。
参加者からは「ほ場ののり面を保護するため、除草剤の過度の使用をやめるよう農家に呼び掛けてほしい」などの意見が出た。
総会後、知名町田皆字のほ場整備区域を視察。参加者らは、土砂流出防止の沈砂池や植生シートを使ったのり面保護の状況を確認した。