署名を終え松本尼崎市長(右)と奄美群島広域事務組合の安田市長
広域事務組合 事業開始へ覚書締結
奄美群島広域事務組合(管理者・安田壮平奄美市長)と兵庫県尼崎市(松本眞市長)は26日、青少年交流事業「奄美×尼崎・AMAフレンドシップ事業」の開始に先立ち、事業を円滑かつ効果的に進めるための覚書を交わした。尼崎市の中学生らが奄美群島を訪れ、自然や文化体験を通じて地元生徒や地域住民と交流する事業で、第1弾を今年夏にスタートする。
尼崎市との青少年交流事業は初めて。締結式は奄美群島の12市町村首長らが集まる各種協議会に合わせて、奄美市名瀬のアマホームPLAZAで実施。尼崎市は、松本市長、森山太嗣教育長、土岐良二市議会副議長ら7人が出席した。
締結式では、両市長が覚書に署名し、尼崎市と奄美群島の自治体双方が連携して取り組むことを確認した。松本市長は「尼崎市には奄美ゆかりの人も多い。同じ〝アマ〟同士の交流が深まることに期待する」と話し、安田市長は「尼崎市の子どもたちが奄美の宝をたくさん味わい、大人になっても交流が続くよう育っていただきたい」と願いを込めた。
事業は、尼崎市が当初予算に750万円を計上。次世代のリーダー育成を目的に、年度ごとに奄美群島の異なる島に児童生徒を派遣していく。
第1弾は、8月18~21日に大和村と龍郷町で実施を予定。尼崎市内17校から中学生34人を含む約40人が訪れるという。