徳之島の説明をする林美樹さん
それぞれのブースで熱心な個別相談会が行われる様子
【東京】「奄美群島旅行説明会・個別相談会」が26日、武蔵野市の吉祥寺エクセルホテル東急で開催された。旅行会社から23社42人、運輸機関から4社24人が参加。奄美市東京事務所や地元の事務局員合わせて33人が出席した。各島の「シマコーディネーター」が島の魅力をPR、誘客への協力を熱く呼び掛けた。
同説明会は一般社団法人・奄美群島観光物産協会(ぐーんと奄美)が奄美群島振興交付金を活用し東京、大阪、福岡で毎年開催している。同協会を代表して山下久美子統括リーダーが観光振興への感謝を伝えあいさつ。続いて各島のシマコーディネーターによるプレゼンテーションへ。動画などを駆使して、定番やとっておきの情報までを丁寧に説明した。
奄美大島は里美由愛さんが北部を、祝隆之さんが南部の魅力をアピール。「アマミノクロウサギと出合う施設を訪ねる」「加計呂麻島を巡る」モデルコースなどを取り上げていた。徳之島の林美樹さんは「長寿、子宝の島で多様性に富んだ地質」と説明。「ありのままの徳之島を楽しんで」と紹介。ほか、喜界島、沖永良部島、与論島の魅力もコーディネーターによって案内された。
個別相談会では、各島の担当者と意見交換がされた。㈱JR東日本びゅうツーリズム&セールスの愛澤祐子さんと冨田恵莉さんは奄美大島のブースへ。「ツアー制作の情報が欲しくて参加。仕入れ方法などを相談しました」と手応えを話した。また、喜界島のブースでは静岡県の旅行業者が相談。「奄美大島からの観光について聞きました」と振り返った。
その後、群島の特産品を使った料理を味わいながら情報交換会へ。参加者らは黒糖焼酎を飲みながらスペシャルなメニューを堪能。自己紹介をしながら「与論献奉」でさらに懇親を深めていた。