セグロウリミバエ

セグロウリミバエの誘殺確認を受けて与論町内に配布された啓発用チラシ

与論で6匹、知名3匹誘殺
県、「病害虫発生予察特殊報」発表

県は28日、ウリ類などの害虫セグロウリミバエが与論町で6匹、知名町で3匹誘殺されたと発表した。与論での誘殺は4月28日以来、知名町は初めて。県病害虫防除所は同日、新規に病害虫を発見した場合など、生産現場への影響が懸念される場合に行う「病害虫発生予察特殊報」第1号を発表した。

経営技術課によると、与論、知名両町とも26日、設置している調査用トラップ(わな)で雄成虫を誘殺したもの。確認地点は与論が麦屋、立長、那間ほかの全6か所、知名は屋子母、田皆の全3か所。今年度の県内におけるトラップでの誘殺は初確認(3月17日に1匹)の伊仙を含めて3町で合計10匹。県内における誘殺は今回で3回目。

今回の誘殺を受けて両町ではトラップ調査、寄主果実の調査・除去、ベイト剤による防除を実施(与論は28日開始、知名は調整中)。こうした初動対応のうち、トラップ調査は与論では既設36基に加えて47基を増設し、知名町も増設する方向で調整中。

特殊報を発表した病害虫防除所によると、セグロウリミバエは体長約8~9㍉で、寄主植物は主にウリ類(キュウリ、スイカ、カボチャ、ニガウリ等)、ナス科(トマト、ピーマン等)、パッションフルーツ等。主な防除策として▽ウリ科等の摘果した果実や収穫残さ等は野外に放置せず、地中深くに埋めるか、丈夫なビニール袋に密封し、適切に処分▽家庭菜園等の不要な果実は、放置せず早急に処分▽施設栽培では、側面、天窓、出入り口に目合い1・6㍉以下の防虫ネットを設置し、出入り口は二重カーテン▽ほ場周辺のウリ科等の野生寄主植物は除去―を挙げている。