竜舌蘭、一斉に花茎4本

一挙に4本の花茎を伸ばしているリュウゼツラン=28日、伊仙町喜念「コバンシャ海岸」

昇竜のごとく天を衝く
伊仙町喜念・コバンシャ海岸
今夏の風物詩に

【徳之島】伊仙町喜念の県道沿いに位置する「コバンシャ海岸」で、リュウゼツラン(竜舌蘭)の花茎が4本一斉に天へ向かって伸びている。高さはいずれも7~8メートルに達し、うち1本は既に開花を始めた。海岸のエメラルドグリーンの風景と相まって、今夏の〝名物スポット〟として注目を集めそうだ。

このリュウゼツランは、元地主で農業を営む永田一宏さん(87)が1987年に移植したもの。本土からのUターン翌年、自身の所有地の石積み擁壁の補強を目的に、約20株の成熟した自生種を植えたという。

リュウゼツランは「百年に一度花を咲かせる」など伝説があるが、永田さんによると「実際には過去にも計9本が一斉に花茎を伸ばしたことがある」とのこと。特に2014年6月には、同じ場所で3本の花茎が同時に咲き、本紙でもその様子が紹介されていた。

今回のように4本がそろって花茎を立ち上げるのは極めて珍しく、永田さんは「小さな苗から数えると百年に一度かもしれないが、これほどまとまって咲くのは全国でもほとんどないのでは」と話す。花の寿命はおよそ2か月とされ、県道からもよく見えることから「ぜひ多くの人に見てもらいたい」とにっこり。