奄美市役所正面入り口前に看板を設置する、国勢調査実施本部長の諏訪哲郎副市長(右)と安田壮平市長
奄美市「市民の理解と協力を」
国勢調査が10月に実施されるのを前に奄美市は2日、実施本部を設置した。設置期間は2026年3月31日まで。同日、市役所正面入り口に看板を設置し、実施体制の整備及び調査事務の統括・推進、調査の適正かつ円滑な遂行を図るとした。本部長を務める諏訪哲郎副市長は「回答者である市民の負担軽減が図れる、インターネット回答を推進する」とし、「調査の結果は、地方交付税交付額の算定や、さまざまな分析や研究などに使用される。市民の理解と協力を」と呼び掛けた。
国勢調査は、日本に居住する全ての人と世帯を対象に、国の全域で5年に1度実施される重要な統計調査であり、地方自治体においても今後の政策立案や地域づくりの基礎資料となる。
全世帯が対象となり、9月20日~10月8日に調査員が各世帯を回り調査票を配布した上で、インターネットや郵送などで回答する。調査結果については26年5月以降の公表を予定している。
20年に行われた前回調査では、奄美市の回答率は郵送が2・5%(全国平均42・3%)、インターネットが41・8%(同37・9)だった。今回の調査では、インターネット回答を推進、回答率50%を目標としている。