名瀬港内に設置された消波ブロック内でごみ回収作業が行われた(提供写真)
早朝からの清掃作業に汗を流した2団体の参加者(同)
レジ袋など蓄積「まだまだ人手必要」
奄磯連・奄釣友連合同で
奄美磯釣(いそづり)連盟(久野博会長)と奄美釣友(ちょうゆう)連合(仲谷正会長)は22日早朝、合同でボランティア清掃を行った。2021年から開始し、今年で5回目となる名瀬港内御殿浜(うどんばま)公園前の消波ブロックでの作業。積み重ねられた巨大なブッロクの間から下へ降り、長年の放置により蓄積されたレジ袋などのプラスチックごみ類を手作業で回収した。
1~3回目は奄磯連のみでしていたが、昨年から合同で。奄磯連34人、釣友連18人、他2人の合計54人が参加。小学生など子どもたちの参加もあった。日差しを考慮して時間帯を変更し、日が昇る前の午前6時~7時にした。
回収量は120㍑の業務用ごみ袋40袋分。名瀬港を管理する県大島支庁建設課の協力で処分される。消波ブロックでの作業を呼び掛けてきた奄磯連の久野会長は「今回特に目立ったのがレジ袋。今は捨てることはないと思うが、ブロックの下から回収しても回収しても次々と出てきた。昨年から釣友連の皆さんも参加し共に作業しているが、まだまだ人手が必要。目に付かない部分の深刻さを訴えて関心の高まりにより参加団体が増えるよう取り組みたい。毎年こつこつと続けていく」と語った。
奄磯連には15クラブが所属しているが、この日の清掃活動は名瀬地区だけでなく大和村、瀬戸内町、龍郷町、喜界町でもあり、それぞれの地区で海岸や河川清掃が行われた。